段差が多い家を作ってしまいそれに対して後悔しています。昔は段差が多い家はあまり見たことがなくてオシャレな家だったのです。今でいうデザイナーズ住宅。30年以上経つけれど当時デザイナーズ住宅は一般的じゃありませんでした。
注文住宅でも奇抜な家は少なくて、特にこれといって飛び抜けた個性を感じられる家は少なかったです。そんな時代に段差が多い家を建てました。家の外から見る限り段差が多い家だとは全く分かりません・・・。
外観はシンプルだからです。とってもシンプルで、たとえるなら箱のような家です。普通の住宅という感じではなく何かビルのような四角い形をしている家なのです。そのため外観はかなり素っ気ない感じがします。
ただ、家の中に入るとイメージが全く違う。玄関からリビングへ、リビングから隣の部屋へ行く間にさえ段差がたくさんあります。これがオシャレだという時代でした。
最近、この家で安心して年齢を重ねられないような気がしています。